2006年夏、京都と奈良で同時開催する『平安京・平城京摩訶不思議の宴』のイベント情報、チケット情報を公開しています。 最終更新2006/08/13

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■事業のねらい
■企画概要
■事業内容
■事業内容・プログラム
■併催イベント
■パネリスト・プロフィール
☆摩訶不思議の宴のプログラムはすべて終了致しました☆
約一週間に渡り開催した摩訶不思議の宴2006(摩訶不思議案内ライブ・ナイトツアーin京都、奈良・摩訶不思議の宴in京都、奈良)は2006/8/12をもちまして閉幕となりました。
たくさんのご参加ありがとうございました!
  事業概要
  ■開催時期  2006年8月7日(月)〜13日(日)・・・摩訶不思議WEEKと称する。      
  ■開催場所  京都・奈良の各会場
  ■対象者層  歴史・伝承及び異界・スピリチュアル等に関心のある老若男女
  ■テーマ案  〜京都・奈良の源流に出会うことは、忘れられた日本文化を再発見すること〜

  ■各種名義  ※現時点では予定のものも含まれます…。

         主  催:平安京・平城京 摩訶不思議の宴実行委員会
            (京都造形芸術大学・JTB・奈良テレビ放送・東京財団で構成)

         共  催:京都開催/京都文藝復興倶楽部、奈良開催/奈良テレビ放送

         後  援:京都商工会議所、京都平野神社、高台寺、中外日報社、天河大弁財天社
              天理大学、奈良商工会議所、奈良新聞社、奈良大学、奈良2010年塾  (50音順)

         監  修:摩訶不思議アートツーリズム分科会(近代産業遺産アート再生学会)

         協  賛:(株)オレンジウェイ、(株)角川学芸出版、 (株)学生情報センター、
            (株)創元社、(有)トトカランド、(株)フラット・エージェンシー、
             彌榮自動車(株)、リーガロイヤルホテル京都 (50音順)
            
         特別協力:京都ブライトンホテル



 メイン事業に関して…

 京都開催
   □開催日時  8月11日(金) シンポジウム/15:00〜18:00  妖怪狂言/18:20〜19:00
   □開催場所  京都造形芸術大学内「京都芸術劇場・春秋座」(座席数852席、花道設置時は735席)
   □入場料金  当日4,500円、前売4,000円
   □開催内容  1)シンポジウム 出演者:新妖怪談義研究会メンバー *出演者一覧は別紙参照。
                   タイトル=「新・妖怪談義・夏の縁(壱)」

          2)併催公演・妖怪狂言「豆腐小僧」(京極夏彦作・茂山あきら演出)
               出演者:豆腐小僧・茂山千之丞、
                   大名・茂山茂
                   太郎冠者・茂山千三郎
                   次郎冠者・茂山宗彦
                   (後見)・島田洋海

 奈良開催
   □開催日時  8月12日(土) 舞踊公演/14:30〜15:20  シンポジウム/15:40〜18:30
   □開催場所  奈良県橿原文化会館(座席数1,304席)
   □入場料金  当日4,500円、前売4,000円
   □開催内容  1)シンポジウム 出演者:新妖怪談義研究会メンバー *出演者一覧は別紙参照。
                   タイトル=「新・妖怪談義・夏の縁(弐)」

          2)併催公演・舞踏公演「オ・ト・ナ・リ」
                   出演者:麿 赤兒、大駱駝艦ほか
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●京都・奈良の源泉に出会うことは、忘れられた日本文化を再発見すること!!
 世界遺産がひしめく京都・奈良は、国づくりの礎となった歴史、文化、宗教、産業が今も脈々と継承され、そこに多くの観光客を集めています。しかし、その人気の京都・奈良の観光も画一化・マニュアル化され、単に物見遊山としての歴史遺産を見たり、伝統芸能や伝統工芸に触れることで、その本質にある隠された意味合いを知らずに通り過ぎるばかりです。何度も京都・奈良に訪れたことのある人々や同じ宗教、建造物を持つ隣国の外国人観光客、さらには自分たちのルーツと歴史に関心を抱く人々にとって、満足のゆく京都・奈良であるかが問われています。
 確かに京都・奈良は、我が国きっての国際観光都市であり、質量ともに膨大な文化的遺産が残り、個性的な習慣、風俗、言葉、食文化、さらには呪いの類まで残っていますが、誰もその本質を教えてはくれないところに不満を抱いたことがあるはずです。21世紀となる今、グローバル化が進み、また科学や高度情報化が進む今、元来、日本人として持っていた個性的思考や想像力、感性までもが失われつつあるように思えます。
 それこそが我々日本人が持つ“摩訶不思議”の概念であり、「異界」「聖地」「魔界」など、その伝承・伝説が今も尚、脈々と引き継がれていますが、すでに忘れ去られたものも多く、特に京都・奈良という日本文化の発祥地であればあるほど、その土地にまつわる摩訶不思議は多く存在します。近年、映画や小説、漫画等で注目された陰陽師・安倍晴明も、呪術を操り、式神を引きつれ、魔界の鬼、怨霊、妖怪と戦ったとされます。それを裏付ける古文
 書や伝承が残り、東京国立博物館には「百鬼夜行図」(鬼どもが群れをなして京の都を闊歩する図)が存在します。
 しかし、私達が観る、知るところの京都・奈良は、観光地としての京都の顔、奈良の顔であり、“もう”一つの京都”“もう一つの奈良”を見聞することができるのであれば、さらに京都・奈良の観光への興味が深まり、その土地に埋もれた新たな観光資源、文化資源としての掘り起こしにもなります。
 当企画『平安京・平城京摩訶不思議の宴2006』は、日本人のDNAに存在する心のイニシエーション体験を捉えた新しい観光(摩訶不思議アートツーリズム)としての地域振興のご提案です。



 ▲「百鬼夜行図」(東京国際博物館)



事業のねらい
  1. 荒廃する現代人の心の闇を闊歩する妖怪、魔界などを暴き、奈良・平安に時代を戻して、如何にそれらと付き合い、心を保っていたかを論ずる。

  2. 現代のような格差社会や自己中心的な物の考えが横行するに至った原因や、もともと日本人が大切にしてきた「神」や「先祖」への崇拝の念を再び思い起こすことで、日本人のアイデンティティを問う。

  3. 我々が日々生活し、また四季折々の自然の中で、その土地にまつわる“記憶”を辿るとき、そこには人間以  外の存在を知ることになる。「摩訶不思議」とは土地に埋め込まれた記憶を暴き、その芸術性や文化性による “自分探し”“日本探し”を論ずることにある。

  4. 以上の事柄を踏まえ、それらを最も研究し、その奥義を知るパネラー達を集め、妖怪や魔界を紐解き、現代人に問う精神面からの「世直し」を論ずることにある。

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■企画概要

事業コンセプト
楽しい世直し

※『近代産業遺産アート再生学会』の理事であり、その中にある『摩訶不思議アートツーリズム分科会』の座長、また、『新妖怪談義研究会』の座長を務める鎌田東二(京都造形芸術大学教授)が提唱する「楽しい世直し」こそが、この荒廃した現代に求められており、万物の長とされる人間の作り得た文明により自然も文化も失われ、さらには人としての心を見失いつつある今こそ、歴史文化や先人たちの知恵、思想から“世直し”としての正しき道を発見するものです。それは驚きであり、また感動であり、そして楽しい芸術的な時空間であるとされます。

平安京・平城京摩訶不思議の宴「妖怪変化の夏の縁」 鎌田東二記

「妖怪」という言葉は、あやしい。「妖」も「怪」もともに、「あやしい」と訓むから、それは「あやしさ」が二乗している言葉である。その「あやしさ」の「彩=綾しさ」というものを、どう読み解いていくことができるかは、日本文化にとっても、世界中の宗教・芸術文化にとっても、本質的な課題となる。
私は、「“妖怪変化”は、日本人にとって、“神”という“玉手箱”の中にある」と考えている。「神」とは、日本人が抱いてきた、存在の根源に関わる特定の感情や情報や力や現象を取り込んだ「フォルダ」である。その「神フォルダ」の中に、無数の、八百万の、「妖怪・怪異ファイル」が収められている。アニミズムとか森羅万象教とか万物生命教とか汎神論とかというのも、すべてこの「神フォルダ」や「妖怪・怪異ファイル」の、絢爛たる開示にほかならない、と。
1890年(明治23年)に来日したラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、「柔らかな透明さ」にあふれた日本を、「小さな妖精の国」「お伽(とぎ)の国」ととらえ、「この神々の国では、昔から木々もまた、人間になれ親しんで我が子のようにいとおしまれ、その果てに木々にさえ魂というものが宿る」と、その感激を表現している。のちに『怪談』を書いて評判となるハーンは、ウキウキ・ドキドキしながら、日本そのものに、本質的な妖精性と妖怪性を見てとっていたのである。「ニッポンハ、トテモ、“アヤシイ”クニダ!」と。
私たち「新妖怪談義研究会」は、2005年7月より現代の新しい妖怪研究を開始したが、活動1年を経て、古来より魑魅魍魎が跋扈する、神々と妖怪変化の本家本元ともいえる京都と奈良で、「平安京・平城京摩訶不思議の宴」という妖怪変化シンポジウムを開催する運びとなった。この動きもじつに、ア・ヤ・シ・イ!
妖精も妖怪も総動員しつつ、絢爛たる「アニミスティック・ユートピア」を幻出させ、地域活性につながる「楽しい世直し」に取り組んでいきたいものである。

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■事業内容

メイン事業の内容

※歴史・伝承に基づき、妖怪・異界なる世界を研究する各パネラーの独自の視点で捉え、独自の解釈をもとに、自由奔放なる談義を行う。京都→奈良の順に開催し、それぞれの地域に根ざした摩訶不思議な世界を語る。

ビジュアル系(図像学)の内容 サンプル
妖怪・怪異、妖精や異界の図像を分析し、解読するところから見えてくる問題を扱う。
妖怪図はどのようにして始まり、如何にして栄えたか。またその特徴とは何かを探る。
さらには鳥獣戯画や百鬼夜行図から水木しげるの「ゲゲゲの鬼太郎」や宮崎駿の「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」までを妖怪や異界の部分から掘り下げる。

学術系(宇宙論)の内容
妖怪・怪異の歴史・民俗・神話伝説・妖怪怪異文学を論議し、妖怪・怪異世界のコスモロジーを描き出す。
また、妖怪現象と自然現象との関係や、天狗や鬼の成立なども取り上げる予定。
特に「1776年問題」に注目する。1776年は、上田秋成の『雨月物語』や鳥山石燕の『画図百鬼夜行』が出版され、妖怪研究の第一人者・平田篤胤が生まれた年。その年、現代につながる妖怪のキャラクター化が確定したとされる。


シンポジウムパネリスト
※出演のパネリストを50音順に列挙します。(*別紙のプロフィールを参照下さい)
 ・鏡リュウジ(占星術研究家、翻訳家、平安女学院大学客員教授)
 ・切通 理作(文芸評論家、和光大学講師)
 ・東雲 騎人(画家、妖怪研究家)
 ・多田 克己(妖怪研究家、作家、イラストレーター、漫画家、グラフィックデザイナー)
 ・田中 貴子(甲南大学文学部教授、中世文学)
 ・内藤 正敏(東北芸術工科大学情報デザイン学科教授、写真家、民俗学)
 ・西山  克(関西学院大学文学部教授、東アジア在恠異学会代表)
 ・辺見 葉子(慶応大学文学部助教授、ケルト神話研究)
 ・麿  赤兒(俳優、舞踏家、大駱駝艦主宰)
モデレーター
 ・鎌田 東二(京都造形芸術大学教授、宗教哲学者、神道ソングライター)

併催公演内容&出演者

●京都開催/『茂山一門による妖怪狂言・豆腐小僧』(京極夏彦作・茂山あきら演出)
         出演:茂山千之丞、茂山あきら、茂山千三郎、茂山茂
●奈良開催/『舞踏公演 オ・ト・ナ・リ』
         出演:麿 赤兒、大駱駝艦

                        
▲茂山一門の狂言(イメージ)                      ▲大駱駝艦の舞踊イメージ

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■事業内容・プログラム

◎2日連続で京都・奈良と巡り、妖怪・怪異の世界を巡る聴き応えのあるシンポジウムを開催!
*京都・奈良とディスカッションの中身が異なり、「完結」は奈良開催時に語られます。

●8月11日(金)京都会場:[新・妖怪談義 夏の縁(壱)+妖怪狂言]プログラム


●8月12日(土)奈良会場:[新・妖怪談義 夏の縁(弐)+舞踊公演]プログラム

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■併催イベント

※当事業は、8月7日(月)〜13日(日)を「摩訶不思議WEEK」と称し、様々な事業を計画中です。
メイン事業のシンポジウムや狂言公演、舞踊公演以外に、下記の併催イベントを実施予定です。

その他事業に関して…
サンプル

【京都開催】

◎「京都摩訶不思議案内LIVE・サマースペシャル」

□開催日時:8月8日(火)18:30〜
□開催場所:京都・六波羅〈藤平陶芸登窯ホール〉
□入 場 料:当日2,300円(一般)・1,000円(学生)、前売り2,000円(一般)・800円(学生)*回数券有
□ゲ ス ト:西山 克(関西学院大学文学部教授、東アジア在恠異学会代表)
      *ナビゲーター:関本徹生(京都造形芸術大学・プロジェクトセンター教授、アーティスト)
□テーマ:『熊野観心十界図(熊野系地獄絵図)の摩訶不思議絵解き』


◎「摩訶不思議ナイトツアーin KYOTO」
□開催日時:8月10日(木)20時出発
□探索方面:神泉苑(ご夕食)〜晴明神社〜平野神社〜上鴨神社〜下賀茂神社〜御所  *現在、コースを検討中。
□参加料金:\19,000円〜 1泊2食付(宿泊ホテル:京都ブライトンホテル・山科ブライトンホテル)シンポジウム&狂言チケット付
□案 内 役:鎌田東ニ(京都造形芸術大学教授、宗教哲学者、神道ソングライター)
       田中貴子(甲南大学文学部教授、中世文学)


【奈良開催】

◎「摩訶不思議ナイトツアーin NARA」

□開催日時:8月11日(金)22時出発
□探索方面:大神神社(桜井市)〜山の辺の道を辿り、箸墓を探索 *現在、コースを検討中。
□参加料金:\18,000円〜 1泊朝食付(宿泊ホテル予定:奈良ワシントンホテル)シンポジウム&舞踏チケット付
□案 内 役:鎌田東ニ(京都造形芸術大学教授、宗教哲学者、神道ソングライター)


※この他、8月7日(月)〜13日(日)の間で下記のイベントの開催を検討しております。
◎「京都摩訶不思議案内LIVE 出張版」(京都・奈良)
◎「ワールドミュージック 〜摩訶不思議の響き〜」

    *ケルト音楽、ジプシー音楽(クレゾマ)、インド音楽、中国音楽、琉球音楽、アイヌ音楽をはじめ、ジャズやロック
    邦楽等を超越した音楽を、京都・奈良のライブハウスやホール、広場を中心に協賛イベントとして計画中。



事業スケジュール

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平安京・平城京摩訶不思議の宴2006
パネリスト・プロフィール

五十音順

■ 鏡リュウジ(かがみりゅうじ)
平安女学院大学客員教授・占星術研究家・翻訳家。
国際基督教大学卒、同大学院修士課程修了。雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメディアで活躍。特に占星術、占いに対しての心理学的アプローチを日本に紹介し、幅広い層から圧倒的な支持を受け、従来の『占い』のイメージを一新する。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学界常任理事。


■ 切通理作(きりどおし りさく)
文芸評論家・和光大学講師。
1964年東京生まれ。和光大学人文学部文学科卒業。同研究生の後、編集者を経て文筆活動に。「宮崎駿の<世界>」(ちくま新書)で第24回サントリー学芸賞受賞。著書は「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」(宝島社、現宝島社文庫)、「お前がセカイを殺したいなら」(フィルムアート社)、「ある朝、セカイは死んでいた」(文藝春秋)、「ポップカルチャー 若者の世紀」(廣済堂出版)、「山田洋次の<世界>」(ちくま新書)、「失恋論」(角川書店)ほか。和光大学/高校及びフェリス女学院大学で講師を務める。


■ 東雲騎人(しののめ きじん)
画家。出身地:千葉県。
自称「現代の妖怪絵師」。幼少より妖怪に興味を持ち、大学院にまで行き、妖怪を研究(民族学・近世文学専攻)。現在は妖怪関連のお仕事をちょくちょくもらい糊口を凌ぐ。2001年「怪異伝承データベース」(代表:小松和彦、国際日本文化研究センター)の事例収集・カード作成に参加。2001年「異界万華鏡 あの世・妖怪・占い」(国立歴史民族博物館)図録で解説の一部を本名で執筆。2002年「目からウロコの民俗学−あのしきたりには、こんな意味があったのか!?」(橋本裕之編、PHPエディターズ・グループ)の第三章『妖怪と民俗学のカンケイ』を本名で執筆。ちなみに東雲騎人名で挿絵もちゃっかり描く。2002年「新妖怪双紙 百鬼繚乱」(PHPエディターズ・グループ)を多田克己氏との共著で上梓。2004〜読売・日本テレビ文化センター錦糸町教室(東京錦糸町)にて妖怪がらみの講座を月1回で担当。2004年、朝日新聞朝刊にて妖怪の挿絵を描く。2005年「硯き小平次」(京極夏彦著、中央公論新社)にて表紙画を担当。


■ 多田克己(ただ かつみ)
妖怪研究家・作家・イラストレーター・漫画家・グラフィックデザイナー。
読売・日本テレビ文化センター蒲田「妖怪学入門」講師。自然科学(主に生物学と気象学)、ユング派深層心理学、宗教学、民俗学の研究から妖怪に興味を持ち、妖怪研究に没頭する。現在、全国の延喜式内社および国分寺跡を廻りながら、妖怪伝説地を調査中。著書は「幻想世界の住人たち・日本編」「百鬼解読」「暁斎妖怪百景」「妖怪図巻」「江戸妖怪かるた」など。


■ 田中貴子(たなか たかこ)
甲南大学文学部教授。出身地:京都府。
広島大学助手、池坊短期大学講師、梅花女子大学助教授、1998年京都精華大学助教授を経て、2005年4月甲南大学文学部教授。著書に「『悪女』論」「外法と愛法の中世」「聖なる女」「日本ファザコン文学史」「鈴の音が聞こえる−猫の古典文学誌」「渓嵐拾葉集の世界」「あやかし考」、共著に「シリーズ女性と仏教 4/巫と女神」などがある。今年は泉鏡花と妖怪小説について取り組んでいる。古典文学会賞〔1990年〕「『玉女』の成立と限界」、サントリー学芸賞(芸術・文学部門、第26回)〔2004年〕「あやかし考」受賞。仏教文学会、中世文学会、説話文学会。


■ 内藤正敏(ないとう まさとし)
東北芸術工科大学情報デザイン学科教授。2006年より同大東北文化研究センター教授、2005年より現職。
青年時代に出羽三山の即身仏に出会って民俗学の研究を開始し、テーマは修験道、王権、金属、空間、見世物、怪談…などに広がる。著書に「日本のミイラ信仰」「修験道の精神宇宙」「遠野物語の原風景」「日本“異界”発見」など。写真集に、「出羽三山」「婆・東北の民間信仰」「東京・都市の闇を幻視する」「日本の写真家38・内藤正敏」など。1999年より2004年まで、雑誌「東北学」に『東北の原風景』を10回連載し、東北の宗教儀礼や芸術、伝承などのなかに、さまざまな鬼の正体を解読する。土門拳賞、日本写真協会年度賞など受賞。


■ 西山 克(にしやま まさる)
関西学院大学文学部教授・東アジア恠異学会代表。 出生地:東京都。神戸商科大学講師を経て、助教授。1989年より京都教育大学助教授、1997年教授。のち関西学院大学文学部教授。著書に「道者と地下人」「聖地の想像力」など。歴史学の視点から怪異を読み解く。
東アジア恠異学会代表。


■ 辺見葉子(へんみ ようこ)
慶応義塾大学文学部助教授。
USLA大学院で民俗学・神話学専攻修士号取得。北里大学一般教育総合センター選任講師、慶応義塾大学文学部選任講師を経て、助教授。著書に「ミッドサマー・イヴ−夏の世の妖精たち」、共著に「世界の神話101」(中世ヨーロッパ・ケルト)、「魔女の文明史」(「妖精信仰と魔女裁判」)など。


■ 麿赤兒(まろ あかじ)
俳優・舞踏家(大駱駝艦主宰)
出身地:奈良県。ぶどうの会、劇団変身を経て、舞踏家・土方巽に師事しながら、唐十郎と共に「状況劇場」設立。
60年代、唐の「特権的肉体論」を具現化する役者として、その怪物的演劇技法により演劇界に多大な影響を及ぼす。
「腰巻お仙」「吸血姫」などに出演し、強烈な存在感のある芝居を見せた。
1972年、大駱駝艦を主宰、舞踏家かつ演劇的要素を併せ持った舞台を展開し、圧倒的なスペクタル性と大仕掛けを導入した舞台を用い、30名以上の艦員を率い東京を拠点に活動中。
舞踏家、役者、演出家としてあらゆるジャンルを超境し、舞台芸術の分野で先駆的な地位を確立している。大駱駝艦のその様式を「天賦典式」(この世に生まれ入ったことこそ大いなる才能とす)と名づけ、常に忘れ去られた「身振り・手振り」を最終、構築し、作品を上演しつづけている。さらに若手舞踏手育成に力を注ぎ、麿の考え方である「一人一派」を実践。様々なユニットを内蔵し、本体公演及び定期的に艦員による作品を大駱駝艦スタジオ「壺中天」にて上演している。1974年、1987年、1996年、1999年舞踏批評家協会賞受賞。
作品に「DANCE桃杏マシン」「海印の馬」「羅生門」などがあり、「五輪書」で北米横断ツアー等を行い、05年6月イスラエル・韓国公演を成功させた。2005年12月世田谷パブリックシアターにて新作を発表。近年は俳優として映画やテレビドラマにも出演。



モデレーター
■ 鎌田東二(かまた とうじ)
1951年徳島県生まれ。少年時代、“オニ”を見る。10歳のときに福永武彦『古事記ものがたり』を読み、神話の世界に出会う。17歳の時に見た青島神社と『2001年宇宙の旅』の地球に感銘を受け、月面鳥居建設運動から始まる「ムーンサルト・プロジェクト」と翁童論の展開になっていく。1998年「元始音霊ユニット」を結成し、石笛奏者として活動。1998年12月より「神道ソングライター」を名乗り、6年余りで約200曲を作詞作曲。各地でライブ活動を展開。
國學院大學文学部哲学科卒業。國學院大學大学院文学研究科博士課程神道学専攻単位取得満期退学。宗教哲学、神道学、民俗学、日本思想史、比較文明学専攻。
現在、京都造形芸術大学芸術学部教授。博士(文学、筑波大学)。神道ソングライター。石笛・法螺貝・横笛奏者。
NPO法人東京自由大学理事長。猿田彦大神フォーラム世話人代表。神道宗教学会理事、日本宗教学会評議員、人体科学会理事、比較文明学会幹事、近代産業遺産アート再生学会(摩訶不思議アートツーリズム分科会)座長(理事)。
著書に『神界のフィールドワーク』(ちくま学芸文庫)、『翁童論』4部作(新曜社)、『宗教と霊性』(角川書店)、『聖地への旅』(青弓社)、『ウズメとサルタヒコの神話学』(大和書房)、『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』(岩波書房)、『神と仏の精神史』『元始音霊 縄文の響き』(春秋社)、『神道とは何か』『神様たちと暮らす本』(PHP)、『呪殺・魔境論』(集英社)、『神道のスピリチュアリティ』『平田篤胤の神界フィールドワーク』、『霊性の文学誌』(作品社)など多数。
CD「この星の光に魅せられて」「なんまいだー節」(Moonsault Project)。


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